避妊・去勢

犬、猫とも生後6カ月が目安です

生殖活動が始まる前に行う

 避妊や去勢は、動物病院で多く行われる手術の1つです。では、いつ頃までに手術すればいいのでしょうか。適正な時期は、性別にかかわらず犬も猫も生後6カ月までとなります。ただし、チワワのように小さな動物は早すぎても良くないので注意が必要です。詳しくは獣医師にご相談ください。

生後6ヶ月が適正時期

生後6ヶ月が適正時期

なぜ生後6カ月が適しているかと言えば、7、8カ月以降になると、メスに生理が始まるなど生殖活動が活発になるからです。メスの犬は乳腺症を起こしやすいのですが、6カ月程度で避妊手術を行えば99.5%は発生を抑えられます。

 

子宮も同時摘出すると病気の危険が減る

メスの場合、犬も猫も卵巣だけでなく子宮を同時摘出する方法が適切です。卵巣だけを摘出すると、子宮内に炎症やガンが発生する可能性が生じるからです。また犬の場合、乳ガンと共に発症率の高い病気に子宮蓄膿症があります。子宮を摘出すれば、こうした危険を取り除くことができます。

 

卵巣だけの摘出だと…

なお近年、血管の縫合に用いた糸が体に残ることで発生する「縫合糸反応性肉芽腫」がしばしば問題になりました。肉芽腫を防ぐには、糸を使わずに電気メスで血管をシーリングする必要があります。バークレー動物医療センターでは、この安全な血管シーリングを採用しています。血管シーリングにすると手術時間が短縮し、動物の体にかかる負担も軽減されます。

血管シーリングの利点

肉目腫の発生を防ぎ、手術の負担を軽減。
バークレー動物医療センターでも活用しています。

血管シーリング

 

メリットは穏やかな生活、デメリットは太りやすさ

繁殖を避けるために避妊や去勢の手術を行う人は多いでしょうが、これらの手術をお薦めする理由はそれだけではありません。情緒が安定し、穏やかな状態で飼えることも大きなメリットです。

人間も性ホルモンが強く分泌される思春期には、情緒が不安定になりがちです。それでも人間は道徳心やしつけによって衝動を抑えますが、動物は年2回の発情期には本能そのままに振る舞います。避妊・去勢を行えば、こうした発情期がなくなり、オスの攻撃性も弱まります。精神的に穏やかになり、人間と一緒に暮らしやすくなります。

メリットは穏やかな生活、デメリットは太りやすさ  

メリットは穏やかな生活、デメリットは太りやすさ

一方で、気をつけたい点もあります。避妊や去勢によってアロマターゼ酵素が激減するため、太りやすくなるのです。特に太りやすい体質の動物は、体重が3割増しになる場合もあります。日常の食事や運動量に目を配り、体重の増加に気をつけてください。

  体重増加に要注意

 

 

 

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