【オンラインセミナー】歯科セミナー 続編 +歯周病とスケーリングについて

先月に続いて

オンラインによる歯科セミナーを受講しました。

遠く離れていてもリアルタイムで受講できるのは大変ありがたい事です。

 

 

・歯周病

・スケーリング

 

の基礎と、臨床現場で実践するための知識を学びました。

来月も楽しみです。

 

 

<歯周病とは?>

 

歯周組織に起きる炎症性の病気の総称です。

 

「歯肉炎」

歯と歯肉の間に炎症が起こり、赤く腫れます。

 

「歯周炎」

歯肉炎が進行して起こります。

歯を支える歯根膜や歯槽骨が破壊されます。

 

「根尖周囲膿瘍」

さらに悪化すると歯根の先端(根尖部)に膿が溜まります。  

適切な治療を行わずに放置してしまうと、

顎の骨が溶けたり、膿の通り道である瘻管(ろうかん)ができて顔に穴が開いてしまいます。

 

 

これらの原因は歯石です。

歯石とは、唾液中のカルシウムが歯垢に沈着して固くなったもので、

細菌の住み家となります。

 

↓重度の歯石です

 

歯垢が歯石にならないように、日々のデンタルケアが大事です。

歯石になってしまったら、歯磨きで除去することは非常に困難なため、

スケーリング(歯石除去)で取り除く必要があります。

 

・口臭がある

・歯肉が炎症を起こしている

・歯の表面に黄色や茶色の汚れが目立つ

・口を触られるのを嫌がる

 

といった症状があれば、歯周病に注意が必要です。

 

 

<スケーリング(歯石除去)とは?>

 

動物病院でスケーリングをする際は、

全身麻酔をして行うことが一般的です。

 

歯石除去をする際は、目に見えている表面の歯石を取って終わりではなく、

歯周ポケットにある歯石の除去が重要だからです。

 

 

当院でのスケーリングの大まかな流れは以下です。

 

STEP1 口腔内消毒

処置をする前に口腔内の消毒を行います。

STEP2 プロービング

歯周ポケットの深さの測定、出血の有無などを調べます。

STEP3 歯石の除去

超音波スケーラーによる歯石除去を行います。

STEP4 抜歯

歯周病が重度の場合、抜歯をします。

STEP5 ルートプレーニング

超音波スケーラーでは除去が困難な、

歯肉の中の歯の表面に付着している歯垢・歯石を除去します。

STEP6 ポリッシング

歯石除去後は歯の表面がザラザラなので、

研磨剤を付けて歯の表面を1本1本磨いていきます。

STEP7 洗浄

口腔内や歯周ポケットを十分に洗浄します。

STEP8 日々のデンタルケア

綺麗な状態を保つために、

日々のデンタルケアを行いましょう。

 

 

これらの工程を無麻酔で行うのは現実的に不可能です…

 

まずは毎日のデンタルケアを徹底して、

歯周病にならないように気を付けましょう!

 

もし歯石がついてしまって歯周病になってしまったら、

全身麻酔下のスケーリング(歯石除去)を行い、

口腔内を隅々まできれいにしましょう!

 

カテゴリ|犬がかかりやすい病気

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