鍼灸
犬の椎間板ヘルニアに鍼灸治療はできる?治療の考え方を解説
「椎間板ヘルニアと診断されたけれど、鍼灸治療もできるの?」
「できれば手術以外の治療方法も知りたい」
「後ろ足のふらつきがなかなか良くならない」
犬の椎間板ヘルニアについて調べていると、「鍼灸治療」という選択肢を目にすることがあるかもしれません。
当院でも、椎間板ヘルニアの犬に対して鍼灸治療を行っています。
ただし、椎間板ヘルニアであれば、すべての犬に鍼灸治療を行えばよいわけではありません。症状や身体の状態によって必要な治療は異なります。
今回は、犬の椎間板ヘルニアとはどのような病気なのか、どのように診断・治療するのか、そして治療の選択肢の一つである鍼灸についてご紹介します。
犬の椎間板ヘルニアとは?
犬の背骨は、いくつもの「椎骨(ついこつ)」と呼ばれる骨が連なってできています。
その椎骨と椎骨の間でクッションのような役割をしているのが「椎間板」です。
椎間板ヘルニアは、この椎間板の一部が本来の位置から飛び出すなどして、近くを通る脊髄を圧迫することで、痛みや神経症状を引き起こす病気です。

症状の程度は犬によってさまざまです。
たとえば、
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抱き上げたときに痛がる
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背中や腰を触られるのを嫌がる
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動きたがらない
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歩き方がおかしい
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後ろ足がふらつく
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後ろ足に力が入りにくい
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自力で立ったり歩いたりできない
などの症状がみられることがあります。
最初は「なんとなく歩き方がおかしい」という程度でも、症状が進行する場合があります。
いつもと違う様子がみられたら、早めに動物病院を受診しましょう。
椎間板ヘルニアはどうやって診断するの?
歩き方がおかしい、後ろ足がふらつく、腰を痛がるといった症状があっても、その原因が必ず椎間板ヘルニアとは限りません。
そのため、まずは症状やこれまでの経過を確認し、身体検査や神経学的な検査などを行います。
さらに詳しく調べる必要がある場合には、レントゲン検査やCT検査などの画像検査を行うことがあります。
当院ではCTを導入しており、椎間板ヘルニアをはじめ、より詳しい画像診断が必要と判断した場合にはCT検査を行うことができます。
大切なのは、「この歩き方なら椎間板ヘルニアだろう」と自己判断するのではなく、まず症状の原因を確認することです。
椎間板ヘルニアの治療方法
犬の椎間板ヘルニアは、症状や身体の状態などによって治療方法が異なります。
安静や投薬などを中心とした内科的な治療を行うこともあれば、状態によっては手術が必要になることもあります。
そして、治療の選択肢の一つとして鍼灸を取り入れる場合もあります。
大切なのは、
「椎間板ヘルニアだから鍼灸」
「できれば手術をしたくないから鍼灸」
と最初から治療方法を決めてしまうのではなく、現在の症状や身体の状態を確認したうえで、その子に必要な治療を考えることです。
椎間板ヘルニアに鍼灸治療を行うこともあります
当院では、これまで椎間板ヘルニアのワンちゃんを中心に鍼灸治療を行ってきました。
鍼灸は、身体の特定の部位やツボに鍼(はり)や灸を用いて刺激を与える東洋医学の治療法です。
当院では、その子の症状や身体の状態を見ながら、「鍼」と「灸」を組み合わせて施術しています。
椎間板ヘルニアの場合も、現在の症状やこれまでの治療経過などを確認しながら鍼灸治療を行います。
ただし、鍼灸だけですべての椎間板ヘルニアを治療できるわけではありません。
状態によって必要な検査や治療は異なるため、その子に合わせて治療を考えていきます。
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こんなときは鍼灸についてご相談ください
たとえば、
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椎間板ヘルニアと診断され、鍼灸についても相談したい
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現在の治療とあわせて鍼灸も取り入れたい
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後ろ足のふらつきや動かしづらさがある
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痛みや身体の動きについて相談したい
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現在の治療以外の選択肢についても知りたい
といった場合に、鍼灸についてご相談いただけます。
「うちの子の場合、鍼灸を受けられるのかな?」という段階でも構いません。
まずは現在の症状や治療状況をお聞かせください。
鍼灸治療は何回くらい受けるの?
必要な施術回数や通院頻度は、症状や身体の状態によって異なります。
当院では、症状が強い場合には、最初の2週間は週2回程度の施術をご提案することがあります。
その後は身体の状態や治療への反応を確認しながら、その子に合わせて施術間隔を調整します。
「○回受ければ必ず良くなる」というものではありません。
施術後の変化を確認しながら、その子に合ったペースで治療を進めていきます。
初めて鍼灸治療を受ける場合
当院の鍼灸治療は完全予約制です。
初めて鍼灸治療を受ける場合は、施術前に常勤獣医師による問診と基本的な身体チェックを行います。
その後、当日の鍼灸治療を行います。
なお、診察時の状態によっては、鍼灸担当獣医師と相談のうえ、レントゲン検査などの追加検査や、ほかの治療をご提案する場合があります。
鍼灸治療は1回約30分です。
2回目以降は、基本的に鍼灸治療からスタートします。
鍼灸担当獣医師が一頭一頭に合わせて施術します当院の鍼灸治療は、鍼灸担当獣医師・甲斐達雄が担当しています。 甲斐獣医師は1972年、鍼麻酔による手術のニュースをきっかけに鍼治療に興味を持ち、その後、犬・猫の鍼灸治療に携わってきました。 一頭一頭の症状や身体の状態を確認しながら、その子に合わせて施術します。 |
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椎間板ヘルニアは早めの受診が大切です
椎間板ヘルニアでは、軽い痛みや歩き方の変化から始まることもあります。
一方で、症状が進行すると、後ろ足に力が入りにくくなったり、自力で立ったり歩いたりすることが難しくなったりすることもあります。
そのため、鍼灸治療を受けるかどうかにかかわらず、
「歩き方がいつもと違う」
「後ろ足がふらついている」
「急に動きたがらなくなった」
「背中や腰を痛がっている」
といった変化がみられた場合には、自己判断で様子を見続けず、早めに動物病院を受診しましょう。
犬の椎間板ヘルニア・鍼灸治療についてご相談ください
当院では、これまで椎間板ヘルニアのワンちゃんを中心に、さまざまな症状に対して鍼灸治療を行ってきました。
鍼灸は、椎間板ヘルニアに対する治療の選択肢の一つです。
大切なのは「鍼灸をすること」そのものではなく、まず現在の症状や身体の状態を確認し、その子に合った治療方法を考えることです。
「椎間板ヘルニアと診断され、鍼灸についても相談したい」
「今受けている治療と鍼灸を併用できるか知りたい」
「うちの子にも鍼灸ができるのか聞いてみたい」
という場合も、お気軽にお問い合わせください。




