バークレー便り
どうもぉ~‼長谷川です。
8月も終わりに近づき、日暮れも早くなりましたねぇ~(´▽`*)
さて、本題に入りまぁ~す‼
僕らの働くここバークレーでも、当然ながら手術を行っています。
去勢・避妊をはじめヘルニア、ガンの手術など様々がありますが、どの手術をするにあたっても手術器具を準備する必要があります。
ただ、そのまま器具を準備してもダメで、その器具を菌のいない状態、いわゆる滅菌状態で準備しないといけません。
今回、ぼくが紹介したいのは、この「滅菌」についてです。
まずは、滅菌とは何なのか?
滅菌とは、字のごとく「菌を滅する」ことです。
では、皆さんがよく使う殺菌とでは、どう違うのか?
殺菌とは、極端な話、1割の菌を殺して、9割の菌が残っていても「殺菌した‼」といえます。
ようは、少しでも菌を殺していれば殺菌になります。
一方、滅菌とは、有害・無害に関係なく対象物に存在しているすべての菌を死滅させること。
ようは菌の生育できる可能性を限りなくゼロに近づける行為をいうのです。
この滅菌状態にする作業を、「滅菌作業」と言います。
そう、この作業をするのが僕のメインの仕事で重要な作業だと思っています‼
そこで、滅菌作業に使用する機械や作業行程を2回に分けて紹介したいと思っています。
今回は、使用する機械について簡単に説明します。当病院では2種類の機械を使用し、滅菌しています。
1つは、「オートクレーブ」という高温・高圧の飽和水蒸気を利用した滅菌機です。
行程は、121℃で20分間滅菌し、水蒸気を利用しているので15分の乾燥します。
すごいのは、細菌が形成する「芽胞」が最も高温に耐性があるのですが、オートクレーブの高温さには勝てず死滅するそうです。
注意すべき点は、高温になるので、熱に弱いプラスチックやゴム類はとけてしまうのと、精密機械は水蒸気も利用するので壊れてしまいます。(ものによっては大丈夫な物もあります。)
1回、作動中に開けてしまい、大変なことになりかけたので使用中は決して開けないでくださいね(; ・`д・´)ワラ
2つ目は、「ガス滅菌器」というガスを利用した滅菌機です。
ガスはEOGというエチレンオキサイドガスを使用し、40℃程の温度で滅菌します。
オートクレーブに比べ、低温で作業するのでプラスチックやゴム類もいけるのですが...
全体の作業時間が”19時間”と長時間なのが難点で、前日の夜にはじめても次の日の昼の12時ぐらいまでかかってしまいます。
以前、夜の間にエラーが出てしい、誰も見にいけないので、次の日滅菌が間に合わず非常に大変な目にあったことがあります。
この一長一短のある2つの滅菌機を効率良く使用しできるだけ早く、かつ丁寧に滅菌作業を行うことが大切なのです。
あまり長いと読むのもしんどいでしょうから、今回はここまでにします。
次回、滅菌機を使用する前と後の作業内容を紹介したいと思います。
だらだら、長い文をお読みいただきありがとうございました。
あっ‼ 話は変わりますが、この前姫路セントラルパークに行ってきて、動物たちを見たのですが...みんな暑いせいでへばってました(´・ω・`)ワラ
カバなんて、水から背中しか出さずに来る人を出迎えてました( ゚Д゚)ワラ
ホワイトタイガーの赤ちゃんはすごく元気いっぱいで、愛らしかったですよ( *´艸`)
9月に入れば、動物たちも少しはやる気出してくれてると思うので、是非行ってみてはいかがでしょうか?(^◇^)
では、次回もよかったら読んでやってください(^^)/