バークレー便り
愛猫ちゃんはお家で「ふみふみ」していますか?
前足で足踏みするような可愛らしい仕草の「ふみふみ」ですが、今日は猫ちゃんがふみふみする理由についてお話しします。
ふみふみするときはリラックス状態
ふみふみするものは、タオルケットや毛布、飼い主さまのお腹など、その猫ちゃんによってさまざま。
共通している点は、お母さんのお腹のようなふわふわとしていたり、安心感のあるものに行うことが多いです。
その理由は、子猫の時に母猫のおっぱいを刺激して母乳を促す本能的な行動だから。
子猫の時のこの行動が名残になって、成猫になってからも子猫気分が抜けず、甘えん坊な猫ちゃんに多い仕草なんです。
毛布などにふみふみするときは、眠たくなっている時や、毛布のふわふわあったかい感覚に気持ちよくなっているサインです。
ふみふみして、そのまま寝てしまうなんて子もいるようです。可愛いですよね!
また、飼い主さまにふみふみしているのは、信頼して安心しきっている証拠。
愛情表現の一環です。
究極のリラックス状態の表れとも言われています。
ふみふみのほかの意味は?
リラックス状態のことが多いふみふみですが、他の意味もあります。
「ウールサッキング」と呼ばれる毛布を噛んでしまう行動とともにしている場合は、不安やストレス発散の可能性も。
母猫から早くに離された子は特に多く、毛布をかみちぎって飲み込んでしまうと大変なので、注意して見てあげてください。
もし続くようなら、毛布やタオルケットを近くに置かないようにするなど、飲み込まないように対処してあげましょう。
ふみふみにはマーキングの意味もあります。
犬や猫はヒトと異なり、全身から汗がかけません。
ヒトでは全身にある、汗を分泌する汗腺が退化してしまい、肉球からしか汗がかけず、その汗を使って自分の匂いを毛布などにつけているんです。
お気に入りの毛布を自分のもの!と一生懸命主張している可能性もあるんです。
性格や環境などが理由で、ふみふみしない猫ちゃんもいるのでうちの子はしない!と焦る必要もありません。
むしろ、今までしなかったのに突然し始めた場合は、何らかの大きなストレスが原因かも。
下痢や泌尿器疾患など、さまざまな病気に繋がってしまう可能性もあるのでしっかり見極めてあげてくださいね。
猫ちゃん特有のとても愛らしい行動「ふみふみ」ですが、基本的には愛情表現や安心しきっているリラックス状態の証拠。
愛猫ちゃんの可愛らしい姿に思う存分癒されてください。