バークレー便り

院長 山本晃輝 自己紹介はこちら

言葉を話せない愛犬・愛猫のための夏秋の健康診断キャンペーン

2025/08/18(月) 新着情報いぬねこ

まだまだ暑い日が続いていますね。
ワンちゃん、ネコちゃんは元気に過ごしていますか?

 

「うちの子は食欲もあるし、元気に走り回っているから大丈夫!」
そう思っている飼い主様も多いかもしれません。

 

しかし、彼らは体調が悪くてもそれを隠そうとする習性があり、言葉で不調を訴えることもできません。
私たちが「何かおかしいな?」と気づいた時には、病気がかなり進行してしまっているケースも少なくないのです。

 

大切な家族である愛犬・愛猫と一日でも長く、健やかな毎日を過ごすために。

年に1〜2回の健康診断で、病気の早期発見・早期治療につなげることが、私たち飼い主だからこそできる最高のプレゼントです!

 

そこで当院では、多くのワンちゃん・ネコちゃんに健康診断を受けていただけるよう、「夏秋の健康診断キャンペーン」を実施いたします!

 

 

なぜ、元気に見えても健康診断が必要なの?3つの理由

理由1:病気のサインは、気づいた時には手遅れかも

動物たちは、弱みを見せると敵に襲われるという野生時代の本能から、痛みや苦しみを隠すのが非常に上手です。
特に猫ちゃんは「隠す名人」と言われるほど。

食欲不振や嘔吐、ぐったりしているなど、目に見える症状が出た時には、病気がかなり進行していることが少なくありません。
健康診断は、そんな隠れた病気のサインを症状が出る前に見つけるための、最も有効な手段です。

 

理由2:「早期発見」は、愛犬・愛猫と飼い主様の未来を変える

 もし病気が見つかっても、早期であればあるほど、

  • 治療の選択肢が広がる

  • 完治を目指せる病気が多い

  • 動物自身の体への負担が少ない治療法を選べる

  • 将来的な治療費を抑えられる可能性がある

    といった、たくさんのメリットがあります。

    完治が難しい病気であっても、早期に治療を始めることで進行を穏やかにし、QOL(生活の質)を高く保ったまま、穏やかな時間を長く過ごせる可能性がぐっと高まります。

 

理由3:健康な時のデータが、未来の「うちの子カルテ」になる

 「まだ若いから健康診断は早いかな?」と思われるかもしれません。
しかし、若くて健康なうちから検査を受けることには、大きな意味があります。

健康な時の検査データを記録しておくことで、その子本来の「正常値」を把握できます。
将来、体調を崩した時にそのデータと比較することで、より迅速で正確な診断につながるのです。
いわば、未来の愛犬・愛猫を救う「オーダーメイドのカルテ」を今から作っておく、ということです。

 

夏秋の健康診断の検査項目に込められた想い

 今回のキャンペーンでは、春のフィラリア検査と同時に行う血液検査だけでは分からない病気を見つけるため、特に「画像診断」と「専門的な検査」を重視したコースをご用意しました。

 

<ワンちゃん編>

血液検査だけでは分からない、体の"中"を見てみましょう

 春にフィラリア検査と一緒に血液検査を受けたワンちゃんも多いかと思います。
今回の夏秋のキャンペーンでは、その一歩先へ。
体の内部構造を詳しく調べる「画像診断」と、全身の健康に関わる「歯科チェック」で、隠れた病気を見つけ出します。

 

画像診断(レントゲン検査・腹部エコー検査)って何がわかるの?

 血液検査が「体の中の化学的な変化」を見るのに対し、画像診断は「形や構造の変化」を直接見ることができます。

  • レントゲン検査: 胸やお腹全体を広く確認できます。心臓の大きさや形(心臓病)、肺の状態(呼吸器疾患、肺炎、腫瘍)、骨や関節の異常、誤飲してしまった異物などを見つけるのに役立ちます。

  • 腹部エコー(超音波)検査: レントゲンでは分かりにくい、お腹の中の臓器(肝臓、腎臓、脾臓、膀胱、消化管など)をリアルタイムで詳しく観察できます。血液検査では正常でも、臓器の内部に腫瘍や結石、炎症などが隠れていることがあります。体に負担なく、非常に多くの情報を得られる検査です。

 

歯科チェックはなぜ大切?

 「たかが歯石」と侮ってはいけません。
3歳以上の犬の約8割が歯周病にかかっていると言われています。

歯周病菌は、歯や歯茎を破壊するだけでなく、血管を通って全身に広がり、心臓病や腎臓病、肝臓の病気などを引き起こすことが分かっています。
お口の健康は、全身の健康を守るための第一歩です。

 

 

<ネコちゃん編>

“沈黙の臓器”のサインを見逃さないために

 猫ちゃんは不調を隠すのが得意な上、特に腎臓や甲状腺の病気が非常に多い動物です。
これらの病気は、静かに進行し、気づいた時には手遅れということになりかねません。

 

早期腎臓病検査(SDMA)の重要性

 猫の死因の上位を占める「慢性腎臓病」。
腎臓は“沈黙の臓器”と呼ばれ、その機能が75%以上失われるまで、一般的な血液検査(BUNやクレアチニン)では異常値として現れません。

しかし、SDMAという検査は、腎機能が40%低下した段階で異常を検出できます。
これは、治療や食事療法などの介入をより早い段階で始めることができ、腎臓の寿命を延ばすことに繋がる、まさに「早期発見の切り札」と言える検査です。

 

オプション:甲状腺ホルモン検査で“歳のせい”に隠れた病気を見つける

 7歳以上の中高齢の猫ちゃんに多いのが「甲状腺機能亢進症」です。

  • 食欲は旺盛なのに、なぜか痩せてきた

  • 急に活発になった、落ち着きがなくなった

  • 大きな声でよく鳴くようになった

  • 水を飲む量やオシッコの量が増えた

これらの症状、「もう歳だからかな?」と思っていませんか?
実は甲状腺の病気が原因かもしれません。
この病気は心臓にも大きな負担をかけるため、早期に発見し、治療でコントロールすることが非常に重要です。

 

 

2025年 夏秋の健康診断キャンペーン概要

 

  • 予約不要:犬Aコース、猫Aコース

  • 要電話予約:犬Bコース、犬Cコース、猫Bコース

    • お電話でご予約をお願いいたします。 TEL: 079-422-2289

【飼い主様へのお願い】

  • 健康診断をご希望の場合、より正確な検査のため6時間の絶食でご来院ください。(お水は飲んでいただいて構いません)

  • お預かりでの検査(午前お預かり/午後お返し)も可能です。院内での待ち時間が比較的短くなるため、おすすめです。ご希望の方はお気軽にご相談ください。

 

最後に:健康診断は、最高の愛情表現です

 病気になってから病院へ行くのではなく、病気にさせないために、あるいは病気を早く見つけるために病院をご利用いただきたいと、私たちは心から願っています。

 

健康診断の結果、何も異常が見つからなければ、それは「健康である」という何よりの安心材料になります。
もし何か見つかっても、早く対処してあげることができます。

 

年に一度の健康診断を、あなたと、あなたの大切な家族との未来を守るための「お守り」にしませんか?

どのコースを選んだら良いか分からない、うちの子の年齢だと何が必要?など、ご不明な点や心配なことがあれば、どうぞお気軽に獣医師やスタッフにご相談ください。

皆様のご来院を、心よりお待ちしております。

記事一覧|2025年8月

ページトップへ