バークレー便り
2023年8月17日に当院看板犬「ボニー」が虹の橋をわたりました。
ボニーちゃんは2014年~2021年まで輸血犬として大活躍してくれた、当院の陰の立役者でした!
また、以前症例報告やブログでのご紹介したように、
2020年には大きな副腎腫瘍が見つかりましたが無事に乗り越えてくれたり(記事はこちらから)、
勤務医さんのエコー技術向上のためのエコー実習に協力してくれたり(記事はこちらから)、
いつもスタッフの身近にいる存在でした。
今年の5月頃から、少しずつ立ち上がることも難しくなってきておりました。
ただ、スタッフのみんなから大切に大切にお世話してもらって、ご飯もたくさん食べて(最後の方は流動食でしたが)、時に甲斐先生に鍼灸をしてもらったり、大満足の数か月だったのかなと思います!
来院した他のワンちゃんにご挨拶♪
甲斐先生の鍼灸施術待ち!
スタッフさんに撫でられてうっとり♪
最後の数カ月はバックヤードの、スタッフみんなから良く見える場所にいました。
ここ数カ月以内に診察室ではなく裏の処置室で診察をされた飼い主様は、ボニーちゃんの鳴き声をお聞きになった方もいらっしゃったかも!?
ボニーちゃんは、火葬後に動物慰霊碑にて供養いたしました。
お盆の時期ということもあり、たくさんのお花が添えられており、ボニーちゃんはじめ、虹の橋をわたった子たちが喜んでくれていたら嬉しいなと思います。
ご存じない方も多いかと思いますが、実はこの慰霊碑は当院理事長が建てたものなのです!
理事長は8年間務めた加古川市会議員時代には、加古川市火葬場内に動物専用の施設を建設するために4年がかりで取り組みました。
その隣接地において、加古川市加古川郡獣医師会による動物の慰霊碑の実現に尽力しました。
家族の一員として共に過ごしてきた動物達も、いつかは命の終わりを迎えます。
多くの飼い主の皆様にとって、その喪失感は計りしれないものでしょう。
納得できる形で見送り、動物の魂を慰めていただけるようにしたい。
飼い主の皆様の気持ちに寄り添いたいという理事長の思いは、当院スタッフ達にも受け継がれています。
ボニーちゃんを甲斐甲斐しくお世話するスタッフのみんなを見ていると、動物への愛情がとても強いスタッフばかりだなと誇らしく思いました。
ボニーちゃん、安らかに眠ってね。