バークレー便り
7月20日に病理検査についてのセミナーを実施しました。
病理検査会社の獣医師の先生に講師をしていただきました。
病理検査とは臓器における病変を、顕微鏡等を用いて観察する検査です。
血液検査や画像診断(エコーやレントゲン、CTなど)だけでは診断できない病気に対して、
原因究明するために病理検査を行います。
特に腫瘍疑いの症例に対して検査を実施します。
病理検査で確定診断をすることで、
その後の治療方針を立てることなどに役立ちます。
検査方法は、細胞や薄く切った組織を特殊な色素で染色することで行います。
・良性なのか悪性なのか
・悪性の場合に悪性度はどのくらいか
・転移の可能性があるのか
などがわかります。
病理検査は外部の検査会社で実施してもらうため、
診断がつくまでに1週間ほどかかってしまいます。
ご注意ください。
病理検査で腫瘍と診断された場合、
腫瘍症例は外科手術をすることが多いです。
その際は、
・レントゲン検査
・エコー(超音波)検査
・CT検査
などを用いて、総合的に術式などを検討します。
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