バークレー便り
【内視鏡セミナー】
当院では今年、より精度の高い最新機種の内視鏡を導入しました。
本日「、6月9日に獣医師の内視鏡の手技向上のため、
内視鏡の実技セミナーを実施しました。
~講師~
内視鏡機器メーカー 担当者の方
内視鏡練習用の模型をお持ちいただき、
・内視鏡の動かし方
・鉗子の使い方
などについて勉強しました。
~内視鏡って?~
「内視鏡」は聞きなじみのない飼い主様もいらっしゃると思うので、
何ができる機器なのか簡単に説明します。
人では「胃カメラ」として馴染み深いかと思います。
先端にカメラのついた細い柔軟なチューブを口から挿入し、
胃や腸などの消化管内の検査をすることができます。
カメラ上で炎症や出血部位がないか確認したり、
組織の一部を採取し、腫瘍の良性/悪性などを調べることもできます。
また、動物さんだと異物を飲み込んでしまった時などに、
開腹手術をすることなく異物除去することができます。
※異物の大きさや種類になどによって開腹手術が必要な場合もあり
動物さんの体への負担を最小限に抑えることができます。
内視鏡を実施する時は全身麻酔下で行います。
~どんな時に内視鏡検査/処置を実施するの?~
□ 食欲がない
□ よく嘔吐をする
□ 下痢が止まらない
□ 血便が出る
□ 異物を飲み込んだ
内視鏡の手技を向上させることで、
より短い時間で検査や異物除去を終わらせることができます。
それは動物さんの体への負担軽減にもつながっていきます。
今後も獣医師一同、技術向上に努めていきます!