バークレー便り
2019年1月17日にCTのスペシャリストをお呼びして、
CTの院内セミナーを実施しました。
CTはただ設備として持っていても意味がありません。
動物にとっていかに負担が少なく撮影できるか、
撮影したCT画像を適切に読影(画像から所見を読み、診断を下すこと)できるか、
といったことがとても大事です。
今回は理事長、院長をはじめ、
当院勤務の獣医師がセミナーに参加し、CTの最新知識を学びました。
〜テーマ〜
CTオペレーター養成講座
第一回 小動物領域でのCT
〜講師〜
奈良動物二次診療クリニック
米地 謙介 先生
CTって何?と思われている方もいらっしゃると思うので、簡単に説明します。
CTを撮影することで、より確定的な診断をし、最適な治療や手術を行うことができます。
CT検査例1)骨盤骨折
レントゲンでは確認できないような骨折の複雑度合いなどを、
3D画像で見ることで、
より正確に異常箇所を見ることができます。
CT検査例2)腫瘍
腫瘍が見つかった際、
その腫瘍がどれだけ浸潤しているのか、
他の臓器に転移していないのかなどを把握することができます。
そのため、お腹を開く前に、
切除可能な部位がどこか、
また手術自体が適応なのか、そうでないのかなどがわかり、
手術計画を立てることができます。
今後も定期的にセミナーを実施する予定ですので、
学んだ知識を飼い主さんと動物たちに役立てていきたいと思っています。
記事一覧
- 24/02/27「災害時のペットとの非難」神戸新聞に当院のコメントが紹介されました
- 24/02/27【院内セミナー】見上先生による心臓エコーセミナー&実習
- 23/11/04理事長、最後の同窓会に行く!
- 23/10/07【外部セミナー】頭頚部外科セミナー②(耳道・鼓室・唾液腺・甲状腺の外科疾患、顎切除)
- 23/09/02当院輸血犬「ボニー」虹の橋に
- 23/09/02【外部セミナー】神戸大学内科医会学術講演会「人の糖尿病診療セミナー」
- 23/09/02【外部セミナー】頭頚部外科セミナー(鼻から喉頭)
- 23/09/02【外部セミナー】脳神経外科のスペシャリストに学ぶ神経疾患の診断と治療
- 23/05/09トリミングサロンはどう選べばいい?
- 23/02/04【院内セミナー】間葉系幹細胞を用いた犬の椎間板ヘルニアの治療薬