バークレー便り

獣医師 小川篤史 自己紹介はこちら

狂犬病

2013/10/13(日) いぬ

こんにちは、小川です。

先日、ニュースで台湾で狂犬病が確認されました。

台東県で人を咬んだイタチアナグマが狂犬病ウイルスに感染しており、このイタチアナグマは捕獲後まもなく死亡したそうです。

狂犬病は、発病するとほぼ100%死亡する危険な病気です。

大抵は、動物に咬まれることによりうつり、犬や猫のほか、サル、キツネ、アライグマ、マングースやコウモリなどの動物からもうつります。

現在の日本には狂犬病の感染は確認されていませんが、狂犬病に感染している動物が海外から日本へ持ち込まれる可能性は常にあります。

そのため、日本では狂犬病予防法という法律があり、犬の狂犬病ワクチンの接種が義務づけられています。

つまり狂犬病ワクチンはワンちゃんを守るのと同時に、私たちヒトも守るためでもあるんですね。

皆様、狂犬病ワクチンは忘れずに接種してあげてください。

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