バークレー便り

院長 山本晃輝 自己紹介はこちら

新しいエコー検査機器(Aplio flex V)導入のお知らせ

2025/06/15(日) その他

最新鋭のエコー検査機器を導入しました!

この度、当院では、大切なご家族の健康をさらに詳しく、そして優しく見守るために、最新鋭の動物用超音波診断装置「Aplio flex V」を導入いたしました。

このAplio flex Vは、非常に精度の高い画像診断を可能にする優れた性能を持っています。従来の機器では見えにくかった微細な変化も捉えることができ、より正確で迅速な診断に繋がると期待しています。

 

エコー検査(超音波検査)でわかること

エコー検査は、超音波を使って体内の様子をリアルタイムで画像化する、動物に負担の少ない検査です。エコー検査は臓器の構造や動き、血流などを詳しく観察するのに適しています。痛みもなく、麻酔も不要なことがほとんどです。

この高精度なAplio flex Vを導入したことで、これまで以上に様々な病気の早期発見や的確な診断が可能になります。

 

【エコー検査で発見・診断できる主な病気】
  • 心臓病:心臓の大きさ、弁の動き、心筋の厚さ、血流の状態などを評価し、弁膜症や心筋症といった心臓病の診断・重症度評価に役立ちます。
  • お腹の臓器の病気
    • 肝臓・膵臓・腎臓の異常:腫瘍、炎症、結石、嚢胞などを発見できます。
    • 膀胱・子宮の異常:膀胱結石、膀胱炎、子宮蓄膿症などの診断に有効です。
    • 消化管の異常:異物、腫瘍、炎症の有無などを確認できます。
  • 体内の腫瘍の発見:体内のあらゆる臓器にできた腫瘍の有無、大きさ、性状を評価し、早期発見に貢献します。
  • 体内の液体の貯留:腹水や胸水の有無とその原因を探る手がかりになります。

 

当院のエコー検査への取り組み

当院では、以前からエコー検査を非常に重視し、積極的に活用してきました。

勤務医は定期的にエコーに関する専門的な研修に参加し、常に最新の知識と技術を習得しています。

 

また、循環器専門外来を設けており、心臓エコー検査を特に得意としています。心臓病の早期発見から詳細な診断、病状の進行度評価まで、豊富な経験と知識を持つ獣医師が対応しますので、安心してご相談ください。

今回の最新機器導入により、これまで培ってきた経験と合わせ、さらに質の高いエコー検査を提供できるようになります。

 

こんな時にエコー検査をお勧めします

  • 健康診断で心臓の雑音を指摘された
  • 最近咳が増えた、呼吸が苦しそう
  • 元気や食欲がない、お腹を痛がる様子がある
  • 嘔吐や下痢が続いている
  • 尿の様子がおかしい、頻繁にトイレに行く
  • 健康診断で肝臓や腎臓の数値に異常があった
  • お腹にしこりのようなものがあると感じる

 

気になる症状がある場合はもちろん、病気の早期発見のためにも、定期的な健康診断の一環としてエコー検査を受けることをお勧めします。

当院では、新しいエコー機器の導入により、これまで以上に質の高い獣医療を提供できるよう努めてまいります。ご不明な点やご相談がございましたら、お気軽にスタッフまでお声がけください。

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