バークレー便り

院長 山本晃輝 自己紹介はこちら

春の予防のシーズンがやってきました!

2019/04/23(火) いぬねこ

今年も予防の季節になりました!

 

ワンちゃんは、狂犬病、フィラリア、ノミダニの予防を。

猫ちゃんはフィラリア、ノミダニの予防を始めましょう!

 

 

〜狂犬病について〜

 

狂犬病の怖いところは、感染してしまうと確立した治療法がなく、

ほぼ確実に死に至ることです。

 

日本では1956年の感染を最後に報告はされていませんが、

海外では発症例が毎年報告されており、

海外から日本に入ってきてしまう可能性もあります。

 

狂犬病ワクチンの予防接種は法律で義務付けられていますので、

忘れずに接種しましょう!

 

 

〜フィラリアについて〜

 

フィラリア症は、蚊が血を吸う事により

ワンちゃんからワンちゃんへと媒介し感染していく病気です。

 

地域によっても異なりますが、

年間100頭に1頭は感染し、

予防をしない状況を続けると、

3年目で92%のワンちゃんが感染するというデータが出ております。

 

フィラリアは一度寄生すると血液の流れが妨げられ、

様々な障害が発生し死に至る場合もあります。

 

しかし、しっかり検査をして、予防をすれば大丈夫な病気です。

 

Q:「フィラリア症ってネコちゃんもかかるのですか?」

A:「はい。かかります。」

 

蚊はワンちゃんだけの血を吸うわけではありません。

ネコちゃんの血も吸いますのでネコちゃんも感染する事があります。

 

最近まで意外と知られていなかったため、

10頭に1頭のネコちゃんが感染していた

というデータも出ています。

 

怖いデータですが、ワンちゃんと同様にしっかり予防が出来る病気です。

 

 

フィラリア検査の際には採血をしますので、

フィラリア採血の際に一緒に『血液検査+健康診断』をやってしまうのが

ワンちゃん・ネコちゃんへの負担も軽くなっておすすめです。 

 

健康診断については、当院スタッフにお尋ねください。

 

 

〜ノミ・ダニ予防について〜

 

野外のマダニが媒介する「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」感染症について、

厚労省が注意喚起を呼び掛けています。

 

ワンちゃんやネコちゃんがSFTSウイルスを持ったマダニを生活環境に持ち込み、

人がマダニに咬まれてSFTSに感染する可能性があります。

 

原因となっているマダニは、全国的に分布しており、

ワンちゃん・ネコちゃんに寄生していることもよく見かけます。

また、ノミにより皮膚炎を起こしてしまっている子もよく見かけます。

 

ワンちゃん・ネコちゃん、また自分やご家族を守るためにも、

しっかりノミ・ダニ予防していきましょう!

 

記事一覧|2019年04月

ページトップへ