ガン|加古川 バークレー動物病院

ガン

犬に多い乳ガン、脾臓ガン。猫は膀胱ガンに注意

犬と猫では、かかりやすいガンが違います。

犬の場合、多いのが乳ガンと脾臓ガンです。このうち脾臓ガンで怖いのは、転移や再発をしやすく、症状が進むと破裂して急性出血を起こすことです。動物は適合する輸血用の血液が少なく、輸血には大きな危険が伴います。幸い、エコー(超音波)検査機の登場によって脾臓ガンは発見しやすくなりました。8歳から10歳程度になると脾臓ガンにかかる可能性が高まるので、年2回のエコー検査を受けることをお薦めします。なお、血液検査では脾臓ガンは見つけられないのでご注意ください。

犬がかかりやすい脾臓ガン

猫の場合ガンにかかる比率は全体に低いのですが、その中で多いのは膀胱ガンです。膀胱ガンは血尿が出るため、異変に気づきやすいのが特徴です。血尿が出てからでも間に合うことは多いので、すぐ動物病院を訪ねてください。その他のガンについても、定期的にエコー検査を受けておくと早期発見できて安心です。

猫がかかりやすい膀胱ガン

詳細な検査はエコーやCTで

ガン検査の流れ

ガンの恐れがある場合、次のような検査を行って症状を把握していきます。

まずレントゲン検査を行って全体を調べ、さらに詳しく検査したほうがいい部位を特定します。次に、エコー検査でその部位を詳細に把握します。エコー検査機は静止画ではなくリアルタイムの動画として捉えるのが特徴で、腫瘍の有無や大きさのほか、達している深さまで調べられます。

さらに患部を詳しく調べたい場合には、CT検査を行います。バークレー動物医療センターでは、0.5mmごとの断面画像を得られるCTを用いて患部の状態を正確に把握していきます。特に手術を実施する際にはCT検査まで行うことが望ましいです。ただ費用が高くなるほか、動物に麻酔をかけるのをちゅうちょされる場合もあるでしょう。どこまでの検査を行うのか、獣医師としっかり話し合って納得のいく方法を選んでください。

エコー・CT

基本的な治療は摘出手術

何のガンであれ、治療法は「手術による摘出」が第一の選択肢となります。転移や再発を防ぐため、進行の度合いに応じて切除する範囲を設定します。しかし脚など細い部位のガンになると、幅2cm程度を切除しようとすると断脚せざるを得ないケースも出てきます。切除の方法や範囲など、獣医師とよく相談したうえで選択するようにしてください。

摘出手術を補完する方法としては、抗ガン剤の投与と放射線治療があります。ガンの進行や年齢から完治を目指すのが難しいケースでも、投薬によって症状の悪化を抑え、少しでも穏やかに過ごせるようにします。病気と付き合いつつ、生きている時間の質を高めることも大切です。

放射線治療を望まれる場合には、外部の病院をご紹介しています。ただし動物の放射線治療を行っている病院は少なく、関西では現在2カ所ほどしかありません。また、例えば週3回ずつ3週間連続の治療を要するなど、かかる時間と費用が大きいという問題にもぶつかります。実際には、摘出手術と抗ガン剤の投与という2つの方法が現実的でしょう。

ガン治療の方法

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