症例日誌|加古川 バークレー動物病院

犬がかかりやすい病気

CTによる根尖周囲病巣(歯周病)の診断

ワンちゃんの3歳以上の8割ほどが歯周病だとも言われています。

ただし、歯周病の進行度や適切な処置方法はその子によって異なってきます。

 

今回、上顎の腫脹を主訴に来院されたワンちゃんに、

根尖周囲病巣を疑い、CT検査を実施しました。

 

本来、根尖周囲病巣の場合、レントゲン検査でも診断することは可能です。

しかし、今回はその他部位にも病巣が広がっている可能性も考えられたためCT検査を行いました。

 

レントゲン検査は撮影部位が限定されるため、複数枚レントゲンを撮る必要がありますが、

CT検査ですと1回の撮影で全部位を網羅してチェックすることができます。

 

CTでは以下のように撮影部位の画像が表示されます。

金太郎飴のように、連続の輪切り画像で確認できるため、

ごく小さい病変や異常も発見しやすくなります。

 

 

今回の子の頭部画像を見ていきましょう。

赤丸で囲った部分が歯の病変部です。

本来は「歯の根元」と「骨」に隙間は見えません。

反対側の歯を見てもらうとわかりやすいですね。

隙間ができている部位では炎症が起き、骨が溶けていることが伺えます。

 

今回、CT検査をしたことで、「根尖周囲病巣」が複数見つかりました。

見落としをすることなく、歯科手術をすることができました。

 

たかが歯周病と思われるかもしれませんが、

悪化すると顎の骨が溶けたり、

周辺部位の炎症が広がり「外歯瘻」といって顔に穴が開いてしまうこともあります。

 

・歯石がある

・口が臭い

・顔が腫れている

・デンタルケアができていない

 

など、些細な事でも動物病院にご相談ください。

 

 

また、CT検査ではこんな画像も見ることができます!

得られた撮影データをコンピュータ処理して、

立体画像に加工することができます。

 

病変の位置や範囲を的確に把握することができるので、

治療方針も立てやすくなります。

 

当院のCT検査についてはこちらをご覧ください。

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