バークレー便り

院長 山本晃輝 自己紹介はこちら

「がん探知犬」ってご存じですか?

2019/09/25(水) いぬ

人間の呼気(吐いた息)や尿の臭いから、

早期のがんを発見するワンちゃんを「がん探知犬」と呼びます。

 

なんと実際に山形・金山町では、この探知犬を利用した健康診断が行われているそうです!

この町のある地区の胃がんによる女性の死亡率が『全国ワースト』となったことから、

状況打開のため導入されました。

 

元来、ワンちゃんは人の100万倍~1億倍以上の嗅覚を持つといわれます。

 

・足跡追及能力や臭気選別能力を有した「警察犬」「麻薬探知犬」

・地震などで被災し、生き埋めになった人の臭いをかぎ分ける「救助犬」

・イタリアでは高価な「トリュフ・ハンター」

 

として…ワンちゃんたちは得意の嗅覚を活用し、

多岐にわたって人間をサポートしてくれています。

 

話は戻り「がん探知犬」についてですが、

ワンちゃんの中でも、狩猟犬として嗅覚の発達した『ゴールデンレトリバー』が

特殊な訓練を受けて探知する使命を担います。

 

 

1頭育てるのに、500万円ほどの費用がかかるということ。

その訓練がいかに大変なものかがうかがえます。

しかも、17年時点では国内探知犬は5頭しかいないようです!

 

訓練を受けたワンちゃんは、良性の腫瘍には反応せず、

がん(悪性の腫瘍)患者が出す呼気や尿から、

がんの有無をかぎ分けるといわれています。

 

特に、子宮がん(尿のにおい)、大腸がん(呼気)においては、

9割以上の確率で判別できるそうで驚きです!

 

ワンちゃんの嗅覚にはまだまだ可能性がありそうですね!!

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