バークレー便り
まだまだ暑い日は続いていますが、「食欲の秋」は目の前に迫っています。
ワンちゃん、猫ちゃんも肥満にならないよう 体重の増加に注意していきましょう!
≪ワンちゃん・ネコちゃんの肥満とは?≫
一般的にワンちゃんでは理想体重(※)の15%以上、
猫ちゃんでは理想体重の20%以上重い状態が肥満といわれています。
※理想体重・・・1歳の頃の体重が理想体重といわれています。
肥満になると
・糖尿病
・心臓病
・皮膚病
・がん
といった様々な病気のリスクが高まります。
また、体重が増えても、体を支える骨は太くはなりません。
そのため骨や関節を痛め、脚や指の変形の原因にも...
体の痛みや脂肪の妨げにより呼吸が苦しくなると、
ワンちゃんは大好きなお散歩も嫌になり、あまり動かなくなってしまいます。
ネコちゃんも高い所にジャンプできなくなったりしてしまいます。
ぽっちゃりしていると「コロコロしてかわいい♪」ですが、
健康の為にも太らせないように気をつけましょう!
≪肥満の原因≫
動物病院に来るワンちゃんの約50%以上、
猫ちゃんの約40%以上が肥満または太り過ぎといわれています。
その原因は
・運動量不足
・避妊/去勢
・高齢化
などがありますが、1番の原因は『食べ物の与え過ぎ』です。
おやつをあげると喜ぶのでついついたくさん食べさせてしまいがちですが、
飼い主さんがしっかり管理してあげましょう。
≪太ってしまったらダイエット!≫
ワンちゃん、猫ちゃんのダイエットは食事療法がメインになります。
しかし、ただ量を減らすことは栄養不足になる危険もあります。
そのためバランスよく栄養を摂取した上で、
量を調整していく必要があります。
また、急な絶食などは病気の原因ともなりますので、
ダイエットは計画的に進めましょう!
太りすぎ、痩せすぎの目安は、
ボディコンディションスコアというチェック方法がありますので、
参考にしてみてください。
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