バークレー便り

獣医師 甲斐達雄 自己紹介はこちら

ハリ通電療法の起源は電気ナマズ!!?

2013/09/10(火) いぬ

こんにちは、鍼灸治療担当の甲斐と申します。

今年は殊の外暑い日が続いていますがいかがお過ごしですか?

さて、当院では犬、猫の鍼灸治療法のひとつとしてハリ通電療法(パルス療法)を行っています。

この療法は東洋で誕生したハリ治療と西洋で発展した電気刺激療法が融合して生まれた治療法です。

ここでは西洋で発展したハリ通電療法の歴史について記したいと思います。

電気を使った痛みの治療の起源は古代エジプト(紀元前3000年)にまで遡ります。

そんな時代にどうやって電気を使ったのかというと、墓石の図柄に電気ナマズの彫刻が残されていたことから、発電をする魚を用いていたと考えられます。w(゜0゜)w

一方古代ギリシャの哲学者アリストテレスも電気エイが痛みなどの感覚を和らげることを述べており当時民間療法として受け入れられていたようです。

その後、電気魚を活用した痛みの治療としての歴史はヨーロッパにおいて18世紀まで続きます。

現在使用されているパルス治療器の起源が電気ナマズや電気エイだったとは大変興味深いことですね。( ..)φメモメモ

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